BEST 10 BOOKS 2018
今年読んだ本の中からベスト10をコメント付きで紹介します!
ちなみに音楽のセレクトと違い「いつ発売されたかに関わらず2018年に僕が読んだ本」とさせてもらいました^ ^
(以下、左から順にコメント)
【人類の未来】『ホモ・デウス 上下: テクノロジーとサピエンスの未来』 – ユヴァル・ノア・ハラリ
今年の一冊を選ぶならコレ!ベストセラー「サピエンス全史」の著者が描く、人類の未来。20世紀に入り「飢餓」「感染症」「戦争」という人類の三大危機を克服したホモ・サピエンスの未来は、「幸福」「神性」「不老不死」を求める「ホモ・デウス = 神のような人間」になる – そう著者は言う。
歴史、脳科学、社会学、生物学、SF・・あらゆるジャンルの知的好奇心を満たし、なおかつ読み始めたら止まらない一冊。
【自己啓発】『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』 – ショーン・エイカー
内容を一言で言うなら「成功した人が幸福になる」のではなく、「幸福な人が成功する」。
ハーバード大学で人気の[ポジティブ心理学]の研究データに基づいた本なので、芸能人の啓発本なんかとは説得力が違いますな。
金銭的な成功、地位や名誉を得るよりも、人間にとって幸福をもたらすものがある – そんな事が書かれております。似た内容の本だと、タル・ベン・シャハー「ハーバードの人生を変える授業」もオススメ。
【心理学】『自信を育てる心理学 「自己評価」入門』 – ナサニエル・ブランデン
他の心理学本でも「名著」と紹介されていた一冊。「自分を尊重する事が、他人を尊重する土台である」が、しかし「他人から自己愛を持たせて貰うことはできない」と著者はいう。
この本には自己評価を高めるためのエクササイズが豊富にあり、すぐに取り組めるのも良い。文章は読みやすくも内容は深い。自分自身を好きになれず周りにも優しくなれない – そんな人には人生を変える一冊になり得る、かも。
【仕事】『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』- 尾原和啓
30代以上の人、若い世代を見て仕事や人生観の違いに悩んだことはない?
著者が言うには、30代以上の世代は「目標を達成」する喜びや金銭や物欲など「快楽」を追い求めて働いて来た。しかし幼い頃からモノや情報が溢れていた若い世代は、「自分が頑張る意味のある仕事」を選び、「自分が好きな人たち」と共に「とことんハマる」ことを重要視する、と言う。超ナットク!笑 世代問わず仕事のモチベーションで悩んでいる人の助けになる本なのでは。
【経営戦略】『ポーター教授『競争の戦略』入門』 – グローバルタスクフォース
経営戦略を語る上で最も著名なのがここで扱われるマイケル・ポーター教授の理論。その理論の土台を、分かりやすくまとめた一冊。
ポーターはまずは「自分のいる業界の構造を分析」し、次の3つの戦略「コスト・リーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」のいずれかを選択せよ、と説く。
ちなみにビジネス界では『マネジメントはドラッカー、マーケティングはコトラー、経営戦略はポーターに学べ』とよく言われてます。
【時間】『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』 – ケビン・クルーズ
僕が長年フリーランスとして仕事をしてきて強く思うのは、若い内に「お金と時間の使い方」について学んでおくべきだという事。
作家であり成功した起業家である著者が、「成功者に共通する時間管理法」を明かす。この本にある「To Doリストをやめて、1日=1440分のタイムスケジュールを前日に分刻みで決めておく」というのを数日やってみたらすぐに効果があった。 他にも「先延ばしグセを治す方法」や「罪悪感なく5時に退社する方法」などが書いてある。
【マネジメント】『ドラッカー 時代を超える言葉 』
ビジネス本でおすすめの著者を1人挙げるならやはり、巨匠ドラッカー。ただ書いた本も多く難しい内容がほとんどなので、要点をまとめた「エッセンシャル版」、さらに手前の一歩としてこの名言集をオススメします。ドラッカーの名言を。
『未来を築くためにまず初めにするべき事は、明日何をすべきか決めることではなく、明日を創るために今日何を成すべきか決めることである』
【資産運用】『これからの投資の思考法 – 柴山和久』
資産運用してますか? 日本であまり知られていないが、資産運用の基本は「長期・積立・分散」であると分かり易く解説されている。
また、なぜ資産は預金だけではいけないのか、投資リテラシーの低い日本において銀行や証券会社がなぜ信用できないかが良く理解できる一冊。CMや銀行員の勧誘に惑わされる前に、ぜひご一読を。
お金全般に関する入門本は『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(山崎元)がオススメ。
【マインドフルネス】『マインドフルネス JOY ON DEMAND』 – チャディー・メン・タン
今やマインドフルネス(瞑想)は医学的にも科学的にもその効果が証明され、広く勧められている「良き習慣」となった。そのマインドフルネスをGoogleで社内プログラムとして普及させた張本人が、誰もが実践しやすいように書いた一冊。
元天才プログラマーらしく考えはとても合理的であり、説明は分かりやすく本質が伝わる内容。瞑想に興味ある人にはこの本を強くオススメしてます。
【仕事とアート】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えられるのか?』- 山口周
ビジネスパーソン向けの一冊。現代はあらゆる情報が世界の隅々まで行き渡ったため、企業がはじき出す「正解が似てる」という。それを打破するためには「理性」よりアートで「感性」を磨く必要がある、と著者は言う。
また『DeNAの不祥事は「美意識」というモラルの欠如から生まれた』という話に共感。企業でバリバリ働いている方にもオススメの本。