全てはブラックムービー「Juice」のDJシーンに衝撃を受けたことから始まった。
96年 DJ活動をスタート。立教大学を卒業後、一度はソフトウェアサポートの大手企業に就職するも退職し、一念発起でDJ活動に専念。今や日本を代表するDJ/プロデューサーとしての地位を確立する。
起源はR&B DJ。スタート当初から顕著だったエモーショナルなDJスタイルは、他とは一線を画す空間包容力で溢れる。その幸福な空間に居合わせれば皆が彼のトリコになった。
都内を中心に全国各地のクラブ現場・ラウンジパーティーを始め、SUMMER SONICを始めとする国内最大級フェスティバル、ユニバーサルスタジオジャパンでのDJアクト、海外アーティスト来日公演のフロントアクト、更には神戸コレクションのサウンドプロデュースなど、常に第一線の現場で活躍を続けている。
ディスコグラフィーを見渡すと、MIX CDはオリコンインディーズチャート1位を獲得したものが多数タイトル。
プロデューサーとしての楽曲制作では、Redfoo (from LMFAO)、Cassie、Faith Evans、TLC、Earth Wind & Fire、Mya、JaySean、Lil’ Eddie といった海外アーティストの楽曲から、倖田來未、青山テルマ、KEN THE 390、MIHIRO、日之内エミといった邦楽曲まで、幅広いテイストの楽曲を手掛ける。リリース楽曲はレコチョク3冠の達成、iTunes R&Bチャート堂々の1位達成などを記録。DJ活動20周年を迎えた2017年にはビクターよりキャリア初となるベスト盤もリリースしている。
アーティスト活動をする一方で、日本初となるプロのDJがプロデュースする本格的なオンラインDJスクール「MIXFUN!」を開設。自身がファウンダーとなり、プロのDJ経験で培ったノウハウを惜しみなく提供している。
ここまで一躍スターダムを駆け上がり、大御所DJと呼ばれる立場になった今でも、彼自身の姿勢は周りが驚くほどに変わらない。常にファンを一番に大切にし、自分の大好きな音楽にいつまでも素直に向き合っている。進化し続けながらも、変わらぬ芯のあるアーティストだからこそ、唯一無二のDJとしてシーンに存在し、多くのオーディエンスの喝采を浴び続けている。そこがまた、人々を惹き付けてやまないDJ KOMORIの素晴らしく大きな魅力なのである。
(2024年 1月現在)